今年はサツマイモ「紅はるか」を植え付けました。苗は1本70円(園芸店なので高め)。そこで気になったのが「つるを切って増やした方が最終的に得なのか?」という点です。
今回は通常栽培とつる増殖を同条件で比較し、最終的に収量と苗コスト回収率で評価します。本記事はその実験スタートと運用ルールの共有です(途中経過は随時追記予定)。
紅はるかの特徴(前提)
今回栽培している「紅はるか」は、農研機構が開発し、2010年に品種登録された比較的新しいさつまいもです。従来品種より「食味がはるかに優れている」ことからこの名前が付けられています。
- 加熱するとデンプンが麦芽糖に変わり、強い甘みと濃厚な味わいになる
- 焼き芋、天ぷら、スイートポテト、煮物など用途が広い
※品種の扱いについて
- 農家が増殖・販売する場合は許諾が必要
- 家庭菜園での自家消費であれば許諾は不要
栽培条件(比較の前提)
- 品種:紅はるか
- 苗価格:70円/本
- 畝幅:100cm
- 植え方:2条植え
- 株間:約30cm
→ 概算で1mあたり約6.6株(2条×約3.3株/m)

実験設計
同一条件で2区画を用意し、増殖の有無だけを変数にします。
A区(対照区)
- つるは切らず通常栽培
B区(増殖区)
- つるが伸びたらカット
- カットしたつるをそのまま挿し木して株数を増やす
比較指標(面積×コストで評価)
今回は株あたり収量ではなく、面積とコストを基準に評価します。
① 面積あたり収量
面積あたり収量(kg/㎡)= 収穫重量(kg) ÷ 面積(㎡)
② 苗コストあたり収量
コスト効率(kg/円)= 収穫重量(kg) ÷ 初期苗コスト(円)
→ 「苗70円がどれだけ回収できたか」を評価
③ 複合指標(最終判断)
面積とコストを合わせて評価
→ 収穫重量(kg) ÷(面積 × 苗コスト)
※家庭菜園では株単位の管理が難しいため、
面積とコストで評価する方が再現性が高いと考えています。
仮説(現時点)
- 増殖区は株数が増えるため有利
- ただし親株の養分が分散し不利になる可能性
→ 総収量としてどちらが上になるかは不明
年間の運用ルール
5月:活着率の確認
- 植え付け後の活着率(%)を測定
7月:つるカット&挿し木(B区のみ)
- つるが伸びたら約30cmでカット
- 本来は一晩置いて発根させる方法もあるが、
週1回しか作業できないため当日完結で実施 - カット後そのまま畑に植え込む
8〜9月:つる返し
- 両区画とも実施
- 不要な発根を抑え、養分を塊根へ集中させる
水やり・追肥
- 一切行わない(放置に近い条件)
10〜11月:収穫
- 区画ごとに収量を測定
- 指標に基づいて最終評価
記録方法
測定するのは以下のみ
- 区画面積(㎡)
- 収穫総重量(kg)
- 初期苗本数 × 70円
→ 株単位の追跡は行わない
今後の更新予定
- 2週間後:活着率
- 1ヶ月後:生育状況
- 収穫時:最終比較(収量・コスト効率)
まとめ(現時点)
- 紅はるかでつる増殖の有効性を実測検証
- コスト(70円/本)を軸に評価するのが今回のポイント
- 結果は収穫時に明確に比較予定
※途中経過は随時追記していきます

